ベルリンからの帰り、ストップオーバーでウィーンに寄り、作曲家の家を訪ねました。
シューベルトハウスの近くの教会。 |
シューベルトの家にたどり着く。 |
シューベルトの眼鏡。 |
ベルリンで演奏したばかりの |
ウィーンのクリスマス。 |
ペーター教会。ミサにみとれる。 |
ウィーンstaatsoper. |
きらびやかな劇場。 |
カールス教会。久しぶりの青空。 |
ベルヴェデーレ宮殿。 |
鏡の間。 |
ハイドンハウス。 |
ベートーヴェンハウスのピアノ。 |
ベートーヴェンも、この景色を見ていたのだそう。 |
ヨハン・シュトラウスハウス。 |
シュテファン寺院。 |
シュテファン寺院内。 |
モーツァルトハウス。 |
モーツァルトの洋服。 |
彼がモノスタトスのモデルだったのかしら。 |
フィガロの結婚の衣装。 |
おまけ。年の暮れ河口湖上より。 |
ベルリン高等研究所に招待していただきました。森と湖に囲まれた静かな研究所で、大変充実した日々を過ごしました。クリスマスを前にしたベルリンは、とても美しく楽しく、寒さも気にならないほど。
8月のオペラ「班女」で共演予定のメゾソプラノ、フレドリカさんと、指揮のヨハネス・デビュスさんとお目にかかることが叶い、また素晴らしいお人柄に触れ公演が一層楽しみになりました。
研究所のフェローの方々とお食事する機会が幾度もあり、優しい方々に囲まれて本当に心穏やかな10日間。
文学者ラインハルト・マイヤー=カークスさんから、メンデルスゾーンとシューベルトを学んだことは、大きな宝物になりました。
13日はワイマール、14日はライプツィヒに訪れました。どちらもクリスマスマーケットで賑わっていましたが、シラー、ゲーテの家、リスト音楽院、トーマス教会のバッハのお墓など、ゆかりの地に足を運ぶことができた心の様は、表すことができません。ワイマール、ライプツィヒでも、オペラを観る機会に恵まれ、土地によっての違いを体感。ワイマールオペラハウス楽屋食堂で目にした光景も、興味深かったです。終演後、演奏者もスタッフも食堂に集まってきて、楽しそうにビールを飲んだりしていましたが、絶好のコミュニケーションの場とお見受けしました。
18日は自身が演奏するコンサート。細川俊夫さんのピアノで、細川さん作曲の「ふたつの日本民謡」と、オペラ「班女」のアリアを歌わせていただきました。又、ラインハルトさんにレッスンしていただいたシューベルトの歌曲を、福間洸太朗さんのピアノ伴奏で歌いました。こんなに沢山の外国人の前で歌うのは初めて。思いがけない沢山の拍手が、とても嬉しかったです。クリスマスディナーも楽しく、食事のあとに再度シューベルトを歌うこととなりました。バイオリンの岡崎慶輔さんともご一緒することができ、素晴らしく楽しく夢のような一夜。
滞在中は、ベルリンフィルやStaatsoperなど毎晩コンサートやオペラを観ることもできました。カイザー・ヴィルヘルム教会ではクリスマス・オラトリオのリハーサルに出会い、教会の響きに時の経つのを忘れました。
博物館島では、ボーデ博物館やペルガモン博物館を巡りました。
何と言っても、チーズとハムとソーセージ、ワインにビールがとてもとても美味しくて幸せ。毎日よく食べました(笑)KaDeWeの食品売り場も圧巻でしたが、スーパーでの買い物がとても楽しかったです!
ベルリンの冬に触れ、この寒さと音楽との関係を感じました。ベルリン高等研究所のフェローである細川俊夫さんと奥様には、大変なお心遣いを頂戴しました。涙がでそうなくらい寛大な方々に巡り会えたこと、音楽の神様に感謝の祈りを捧げずにはいられませんでした。
ベルリンの語源、bear。 |
Hexe(魔女)が出てきそうな木々。 |
ベルリン高等研究所。図書館の下にステイ。 |
森と湖のほとり。 |
部屋からの風景。大きな窓。 |
大きな机に、大きなカウチに、 |
staatsoperの横にスケートリンク! |
staatsoperの左隣のクリスマスマーケット。これはろうそく屋さん。 |
ソーセージ屋さん。 |
お店だけではなく、 |
staatsoper. |
素敵な劇場。 |
奥に座るお客さんが来ると、 |
あたたかい赤ワイン。 |
14日 最寄駅Halensee.を出発。 |
ベルリン中央駅からECAに乗り換えて・・ |
ライプツィヒで、また乗り換えて・・。 |
ワイマールに到着! |
ライプツィヒは、沢山の音楽家ゆかりの地。 |
ライプツィヒのクリスマスマーケットは、 |
音楽家、詩人・・ |
バッハ先生のお勤め先。トーマス教会。 |
バッハの遺骨が埋葬されている。 |
街のあちらこちらにあるツリーは、 |
世界でたったひとつのローソク |
巨大クリスマスカレンダー! |
クリスマスマーケットの中の小さな音楽隊。 |
フランクフルトソーセージ屋のおじさん。 |
ライプツィヒのオペラハウス。 |
ある日の朝ごはん。 |
コンサートのあとにプレゼントされたお花。 |
研究所からクリスマスプレゼント。 |
フィルハーモニーホール。ズービンメーター指揮マーラー3番終演後。 |
今年も群馬交響楽団の第九に出演させていただきました。
第九は、何度歌っても難しい。けれど、一年の自分の変化も知る機会です。
今年は、希望に満ちた第九。今まで出会った方々に感謝。来年も、また素敵な年でありますように!
渡邊公威さん、半田美和子、黒田博さん、金子美香さん。 |
ミュージカル『リチャード三世』のDVD音源製作に参加させていただきました。
岡崎さん、野口さんと。 |
収録後、谷中のトルコ料理屋さんへ。 |
新宿文化・国際交流財団主催のオペラ・レクチャーコンサート「リゴレット」でジルダを歌わせていただきました。
左から、成田博之さん、谷口睦美さん、東原貞彦さん、 |
来年公演予定のオペラ「班女」の演出家・Luca Veggetti氏が来日。
ランチをいただきながら、演出プランなどを伺いました。
先月は、国立能楽堂で、作曲家・細川俊夫さんと能楽師の青木涼子さんと一緒に「班女」を拝見しました。
オペラ「班女」は、能作品を基に三島由紀夫が書いた「近代能楽集」のひとつ。ドナルド・キーン氏の英訳によるものを細川さんがオペラ台本にされました。
細川さん、Veggetti氏に接し、この公演に参加させていただけることに、あらためて感謝。どんな舞台が現れるのか、今から本当に楽しみです。
オペラ「班女」ヴォーカル・スコア |
落語家・立川談慶さんとの舞台「うたと落語の夕べ」が、関内ホールで行われました。
「めえめえ小山羊」の師匠のアテ振りは、何度見てもつい笑ってしまう。 |
当日は、馬車道まつりの真っ最中。街中楽しい雰囲気でいっぱい。 |
カメラマン丸山尚さんと、メイクの石川智子さんの名コンビに、プロフィール写真を撮っていただきました。
おふたりの心意気に魅了された一日でした。
撮影:丸山尚 |
撮影:丸山尚 |
台風は消え去り、秋晴れの空ときらきら光る青い海に恵まれて、にっぽん丸の穏やかな旅が始まりました。
小豆島は、二十四の瞳の舞台。初日のコンサートでは、映画で歌われていた沢山の日本の愛唱歌と、松川儒さんの素敵なピアノソロ、華やかなオペラアリアを演奏しました。
「ふるさと」は歌詞をお配りし、3番まで合唱。本当に凄い大合唱になり、松川さんも私もびっくり!
4日夜のコンサートは、フランス、チェコ、ロシア、アメリカ、イタリア等々・・世界の小唄を集めて、船旅の最後の夜を過ごさせていただきました。
沢山のお客様が足を運んでくださり、トークにもご参加いただいて、とっても素敵な夜でした。
目に映るもの全てが、本当に美しい夢のような4日間・・。お客様の目に触れないところで、朝早くから深夜までお仕事をしていらっしゃる沢山のスタッフの姿にもまた感動でした。
大海へ。 |
横浜港出航。 |
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朝6時 カーテンを開けると明石海峡大橋! |
美しい秋の小豆島。 |
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直接着岸できないため・・ |
小船に乗り換えて上陸。 |
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海岸沿いを10キロサイクリング。「二十四の瞳」の分教場へ。 |
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展示されていた楽譜は、コンコーネ50番! |
オリーブの丘。小豆島はオリーブ発祥の地。 |
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4日新宮着岸。 |
那智の滝。 |
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宝石箱をひっくりかえしたような、明石海峡大橋と神戸の夜景。 |
以上、素敵な秋のにっぽん丸クルーズでした。仕事した気配がありませんが(笑)。 |
落語家・立川談慶師匠と、THE CONVOY・瀬下尚人さんの舞台、だんじゅり祭の音楽制作に参加させていただきました。
この日は、瀬下さんに連れられ(?)、タナカナオキさんのスタジオで録音の作業。
シューベルトのAve Mariaから、ナイショな歌へ・・・。ヒクヒク肩を震わす瀬下さんを視界に入れないよう収録。
東京公演を一緒に観にいった息子は、目を真ん丸くして私の顔を見てから、瀬下さんのナレーションに大爆笑。
談慶師匠と瀬下さんの壮絶舞台、だんじゅり祭に参加させていただき、本当に光栄でした。楽しかったです。
秋田アトリオン音楽ホールにて、都響のチェロセクションそのものである東京メトロポリタン・シンフォニー・チェロ・アンサンブルの皆さんと、ヴィラ・ロボスのブラジル風バッハを演奏させていただきました。
今回は、ブラジル在住のピアニスト清水由香さんのご協力を得て、ヴィラ・ロボスの生まれた地であるリオのポルトガル語で歌うことが叶いました。
聴くのには、とても心地よい名曲ですが、実はリズムや言葉が複雑で、難曲のひとつです。
とても仲の良い9人の中で、自由に歌わせていただき、アンサンブルの醍醐味は最高!非常に爽快な演奏でした。
大好きなチェロに囲まれて幸せ・・楽しい秋田の旅をありがとうございました!
左前から、古川展生さん、半田美和子、高橋純子さん、平田昌平さん。左奥から、松岡陽平さん、田中雅弘さん、柳瀬順平さん、江口心一さん、北口大輔さん、長谷部一郎さん。 |
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田中さんと純子ちゃんにつられて(?)、 |
初秋のあさやけ。 |
平城京遷都1300年記念Music Tree Liveが、奈良薬師寺で行われました。
テノールの秋川雅史さんのゲストとして、ヴォーカルの露崎春女さんと共に出演。
リハーサルでは、照りつける太陽、にわか雨に雷で中断する一幕もありましたが、夕方には綺麗な虹がかかり、本番には塔の上に美しい月が。
古都の夜空を見上げながら、彌勒如来さまに抱かれるように歌を歌うなんて、これ以上の情景があるかしら・・。
コンサートの前には、本堂三尊の前で、コンサート成功をご祈念していただきました。
清浄な空気を深く吸いながら、命をいただいていること、そして音楽に出会えたことにあらためて感謝の一日でした。
醍醐寺の住職さんと。心のこもったお抹茶を有難うございました。 |
屋外ステージ。 |
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本堂へお参り。 |
東塔。 |
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終演後。露崎春女さん、秋川雅史さんと。 |
遷都くん。 |
落語家の立川談慶師匠と共に、大分県の佐伯に行かせていただきました。
今回は、地元の樫の実少年少女合唱団との共演もあり、笑いあり、踊りあり、弾き語りあり、澄んだ歌声のアンサンブルありと、とても楽しい舞台でした。
かわいいお客様たちが、ケタケタと笑う声に、こちらまで可笑しくなってしまい、笑って歌えなくなるところでした!
落語では、大人が笑うようなネタで子供達も笑っていました・・ほんと、子供って面白いですね。落語は、老若男女誰もが楽しめて、そして、どこでもお座布団ひとつで出来てしまう究極の一人芸。
談慶師匠とご一緒させていただくと、本当に凄いなぁと思います。
舞台と客席の垣根のない空間を創り上げることができましたのも、足を運んでくださった皆様と、出演された皆さん、そして、目に見えないところでお世話くださった沢山の方々のお心遣い、祈りのおかげです。
一期一会。「今、この時」を大切にされる方々が集まって、いい舞台が生まれるのだなぁと、あらためて感じた旅でした。
大分は、空気もお魚もとても美味しくて、海に山に温泉もあって、いいところですね!出会えた方々も本当に穏やかな優しい方ばかり・・いつかまたプライベートでも訪れてみたいです。
善教寺。素敵な住職さんご夫婦にお世話になりました。 |
津久見市民会館に到着。ホールの横は海で潮のいい香り。船も浮かんでいます。 |
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Welcome to OITA! |
早朝の川野牧場で子牛のミルクやりに挑戦。かわいい!!絞りたてのミルクも、とても美味しかったです。 |
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関さばをご馳走になりました。板前佐藤さん、楽しいお話し有難うございました。 |
小さな秋の足音。 |
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楽しいステージでした! |
おまけ。2008年の夏休み。 |
まだまだ修行中の身ですが、母校にお勤めさせていただいて4年目になります。
桐朋は、生徒の数に対して先生の数がとても多く、演奏活動をされている先生ばかりなので、学ぶ気持ちが強ければいくらでも吸収できる環境の中、とても有意義な学生生活を送ることができます。
私も、学生時代は、どの先生にも大変お世話になりました。惜しみない伝授の数々は、今でも実践に結びつくことばかり。
当時ご在命であられた伊藤淑先生にも、英語のオペラは口移しのように、また、ドイツ語のディクションやミュージカルナンバーなどなど沢山ご指導いただきました。
研究科一年の時に、現代曲のお仕事をくださったのも淑先生。「坊やのミルク代くらいにはなるでしょ」と仰ったときの優しい笑顔は、校舎ロビーを通る度に思い出します。
私が初めて二期会で大きな役をいただいた時は、門下生でもないのに、花束を持って楽屋に訪ねてきてくださいました。
先生からいただいたアクセサリー入れは、今でも大事に使っていますが、その時入っていたメッセージもそのまま入れてあります。
演奏家として、先生として、素敵な女性だった淑先生のお気持ちを胸に、一日一日研鑽を積み重ねる日々です。
さて、夏休み中ですが、大学へ。
桐朋の校舎が建て替えになるということで、大好きな母校を写真におさめてきました。
音楽部正面玄関。 |
向かいのお蕎麦屋さんの親子丼好き。 |
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こちらが旧館で |
こちらが新館です。 |
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1階ロビー。大演奏家が悠然と歩いていたりして、ちょっとドキドキする場所。 |
こちらが学生ホールです。 |
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旧館2階レッスン室。 |
オペラクラスは、よくここでお稽古しました。 |
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楽器可物件案内掲示板。私も学生時代は、お世話になりました。 |
ここにはプレハブ校舎と言われるものがありました。ここで練習した時間が一番多かったかもしれません。 |
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思いがけない差し入れ。学生時代のご馳走、お米屋さんのおにぎり。 |
以上、門下生と巡る母校、桐朋学園大学でした。桐朋祭にも是非来てくださいね! |
東京文化発信プロジェクト 東京都交響楽団ハーモニーツアー2008→2009 東京公演が東京芸術劇場で行われました。
2日前のオケ合わせで、急遽「ひとりぼっちの羊飼い」も歌うことに!
大オーケストラ編成の編曲であったりと、サウンドオブミュージックのメドレーは、当日までドキドキでしたが、夏休みとあって、かわいらしいお客様も多く、手拍子をしてくださったり、大きな口で歌ってくださったり、会場がひとつになりました。
私もとても楽しかったです。
楽屋口を出ると、大阪にいた頃、隣に住んでいたご一家がいらしていて、びっくり!
川上のおばちゃんが記憶している私は、小学1年生くらいだと思うので、おばちゃんの方が、おばちゃんになった私にびっくりだったと思いますが(笑)。
東京文化発信プロジェクト |
梅田俊明マエストロと。 |
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大学時代からのお友達、高橋純子さん。 |
東京芸術劇場上手袖。楽器ケースが、ご主人様の演奏に耳を澄ませています。 |
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「千人」オケ合わせ中の純子ちゃん。ママ演奏家同士がんばろうネ。 |
東京の夏の夕暮れ。 |
撮影:相田憲克 |
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撮影:相田憲克 |
撮影:相田憲克 |
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横井団長さんと。 |
終演後ソリストのみなさんと。 |
Aufersteh’n, ja aufersteh’n wirst du ,
Mine Staub, nach kurzen Ruh!
Unsterblich Liben
Wird der dich rief dir geben.・・・
クロプシュトックの賛美歌「復活」に、マーラーが詩を付け足し、叙事詩として完成させた交響曲第2番「復活」。
死への恐怖、永遠の生の憧れ・・時代を超え、どんな人間の胸にも訪れるものが、マーラーの作品の中にあります。
作品とひとつになりたいと想いを深めるとき、「今ここ」にいる自分というちっぽけな存在が証明されるような感覚を覚えることがあります。
これまで歩んできた全てのことを、音楽は、音楽の中で生かしてくれる。
マーラーの作品に触れることが出来ることは、容易に言葉に出来ない深い心の奥底のうねりとなって、溢れ出てゆきます。
どんなことも糧に、一歩一歩を踏み出していくエネルギーも又与えていただきました。
船橋市民文化ホール会館30周年を心からお祝い申し上げますと共に、演奏の機会をいただきましたことに深く感謝申し上げます。
加納悦子さんの4楽章ソロは、舞台の上にいることを忘れるような本当に素晴らしい演奏でした。
もしまた加納さんがマーラー2番を歌うことがありましたら、みなさんも是非聴きに行かれてくださいね!
新緑の美しい長岡リリックホールで、ブラームス「ドイツ・レクイエム」を歌わせていただきました。
撮影:相田憲克 |
エリアフ・インバル プリンシパル・コンダクター就任披露公演、第660回定期演奏会が28日東京文化会館にて、都響スペシャルとして、29日ミューザ川崎シンフォニーホール、第661回定期演奏会が30日サントリーホールにて行われました。
Mater gloriosaは、姿が見えない場所で歌うことが少なくありません。
今回も、ジャージ・ヘルメットの予定でしたが、初日GPで急遽客席で歌うことに決まりました。
お稽古から一週間、非常に濃厚な日々でした。
最終日の開演前、楽屋前では、ソリストで円陣が。
素晴らしいソリストの方々とご一緒させていただきましたこと、また、オーケストラ、合唱の皆さん、そして、細心のお心配りをくださった都響スタッフの皆様、本当に有難うございました。
手嶋真佐子さん、竹本節子さん、半田美和子、大倉由紀枝さん、インバルマエストロ、 |
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東京文化会館の下手袖。 |
歴史の深いホール。 |
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天井にTシャツのディスプレイ! |
楽屋扉上にもサインがあるんです。 |
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ここから登り・・・ |
秘密の扉を通って、さらに登り・・・ |
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光りのお化け屋敷を渡り、 |
歌い位置に到着。 |
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こんな感じ。 |
たかいですね・・・。 |
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先ほどの場所は、真ん中の列、 |
「カーテンコールは、 |
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「はんださん、バラシもやっていきます?」 |
変身。 |
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ミューザ川崎の日は快晴。 |
お弁当だけでもピクニック気分。 |
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サントリーホールは、ここから歌いました。 |
はなみずきの美しい季節。
東京都交響楽団のエリアフ・インバル プリンシパル・コンダクター就任披露公演、マーラー「千人の交響曲」のお稽古がはじまりました。
都響練習場 |
ピアノプローベは23日からはじまりました。 |
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オケ合わせは、昭島市民会館。 |
「お茶のおまけに、手拭いがついてた・・」 |
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「あら、あなた、もうちょっと |
はい、チーズ! |
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「あなたは、ヘアバンド風にしてみたら?」と、 |
4年前の都響「千人」のマエストロ、 |
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いつも素敵な福井敬さん。 |
Mater gloriosaは、ここからお稽古。 |
新宿文化センターリニューアルオープン記念コンサートで、フォーレ「レクイエム」を歌わせていただきました。
広上マエストロのアドバイスにより、いつもとは違う「ピエ・イエズ」となりました。
広上さんとは、2000年オペラ「ボエーム」、2004年マーラー「千人の交響曲」以来でしたが、お変わりのない、息遣いもダイナミックな広上マジックを体感でき、嬉しかったです。
ボエームのGPで、指揮棒を両手に持ち、楽団員の名前を叫びながら、熱い指揮を振っていらした広上さんは、今も鮮明に思い出されます。
「また次回は、オペラでご一緒しましょう!」と、おっしゃってくださいました。また、4年後かしら・・・。
コンサートは、ビゼー・カルメン前奏曲から |
緊張感と興奮をはらんだ本番前の舞台。 |
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リニューアルされた新宿文化センター。 |
私の歌い位置からは、こんな感じ。 |
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このパイプオルガンと共演させていただきました。 |
ベルティーニマエストロの「千人」は、 |
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どうやって、演奏するのかしら・・。 |
楽屋のピアノは、お変わりなく再会! |
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Pie Jesu は、指揮者によって、 |
広上淳一マエストロと、 |
レポートを書くにあたり、なかなか言葉にならず、時間が過ぎてゆきます…
プロデューサーの近藤政伸先生から、出演のお話しをいただいたのは、2006年のスザンナの頃だったと記憶しております。今年度のシリーズは、出演者にゆかりの深いゲストをお迎えするということで、オペラ演出家・岩田達宗さんに依頼。オペラの寅さんのように日本中を渡り歩いて仕事をしているお忙しい岩田さんの快諾をいただき、まさに、一からの企画がはじまりました。
今回は、打ち合わせだけで3度集合。毎回全員参加となった音楽稽古は、年明けから始まり、前日の立ち稽古、津田ホールに伺っての照明・小道具の打ち合わせを経て、本番を迎えました。
チェンバロとピアノによる伴奏で、イタリア古典歌曲のパリゾッティ版と原典をただ歌い聴き比べるにとどまらず、同時代のオペラ、グルック作曲「オルフェオとエウリディーチェ」を、ハイライトのようにちりばめ、オペラ演出家のトークを生で聞くという、贅沢且つ貴重な、また、様々なお客様に、様々な楽しみ方をしていただける舞台となりました。
伴奏の山田さんは、ピアノとチェンバロを弾き分けるだけでなく、2台同時に弾いたり、代わる代わる弾いたり、まるでバンドマンのようでした!
最後まで同じ伴奏はなかったといえるくらい、いつも新しい音楽を生み出してくださる中で、自由に歌わせていただき、お稽古も毎回楽しくて仕方ありませんでした。
出演者全員の個性が引き出された本番になりましたこと、競演ではなく共演になったこと、誰一人かけても創りえない舞台になりましたこと・・・コンサートの模様は、何処もかしこも見所満載でお伝えしきれませんが、ふたつとない企画を形にできましたこと、共演者の皆様、関係者の皆様、そして足をお運びくださった観客の皆様に、深く感謝申し上げます。
まっさらな所からの企画、そして最後の最後まで、色々な面で勉強をさせていただき、有意義な時間をエンジョイした後の気持ちは、まるでオペラ公演後のよう。
一番の見所(?)であった、出演者全員トークは、時間の関係上割愛いたしましたが、またの機会に是非ご期待くださいませ。
津田ホールのスタッフさん、快くモップをお貸しくださり、ありがとうございました!
「これ、HPに載せる写真?」と黒田さん。・・で、何でこの顔?? |
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今回は、このチェンバロが大活躍。 |
正面は、こんな風になっています。生まれて初めてチェンバロを弾かせていただきました。 |
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音楽稽古中。 |
本番は、このように楽器が並びました。 |
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今回のテーマは「演出家」。 |
最も敬愛する演出家、ジョナサン・ミラー!! |
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びわ湖ホール2階から、琵琶湖を撮影 |
おまけ。NHKホールの楽屋にて・・ |
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昨年黒田家からやってきたラベンダー。 |
そしてこちらが黒田家のラベンダー。園芸好きなオルフェオとエウリディーチェでございました。 |
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沢山のご来場、ありがとうございました!(出演者一同。) |
2月17日に開催された「日本のうたと落語の夕べ」の模様が、
信州民報に掲載されました。
上田の信州国際音楽村で、立川談慶師匠の落語と歌のコラボレーションを開催させていただきました。
「あめふりくまのこ」の創作落語から、雨音をはさんで、歌にバトンタッチ。短い童謡の世界が、こんなにも広がるものかと、談慶師匠の世界に感銘を受けました。想像深まった空間にシンプルな童謡が流れはじめたときの、ほどけていくような空気感は、とても心地よいものでした。
「めえめえ小山羊」では、師匠の振り付けで、また一味違った童謡の楽しみ方が!最後の「うたうだけ」では、ワイン片手に軽いタップを踏んでくださいました。どちらも、当日リハーサルにて私が無茶振りを・・スミマセン師匠。
それにしても、沢山のお客様で埋め尽くされた当日のホールは、笑いと歌声でいっぱいでした。「ふるさと」「七つの子」の合唱は、本当に素晴らしかったです。
関係者の皆様、本当に有難うございました。
実は、上田はゆかりの地。私のご先祖さまは、上田の刀匠で、曾祖父は、蚕糸の先生をしていたそうです。
そんなことから、前日は、曾祖父の住んでいた常磐城周辺を案内していただきました。和田龍酒造さん、夢ハウスさん、突然の訪問にも温かいお心遣い有難うございました。
美しい山々に大きな川、お濠の周りの春を含んだ桜の木々・・「ふるさと」にぴったりの上田、ご先祖さまが呼んでくださったのかな・・。
信州国際音楽村。丘の上の素敵なホール。 |
野外ステージ。バックには美しい山々。 |
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立川談慶師匠と。楽しかったです! |
竹花摩耶さん、上原真知子先生、しょうちゃん、上田のお父さんお母さん・・有難うございました。 |
ラジオ生出演を体験しました。『日本のうたと落語の夕べ』のお稽古中、談慶師匠が電話で取材を受けられる中で、「はい!」と電話を渡されました。生放送ということで、とても緊張しましたが、楽しかったです。
「まさに間もなく新しい舞台が生まれるというところですけれども、最後にリスナーの皆様に一言!」と言われ、「どうぞ皆様、立会い出産にいらっしゃるつもりで、是非足を運んでくださいませ」と、答えてしまいました・・・。
山崎アナ、談慶師匠の名フォロー、有難うございました!
大事な楽譜。私が生まれる前からあったもの。 |
峰富士の麓、富士市文化会館ロゼシアターで、モーツァルト「戴冠ミサ」「ヴェスペレ」を演奏させていただきました。
「Agnus Dei」「Laudate Dominum」は、何度聴いても本当に美しい曲です。室内オーケストラの皆さんとアンサンブルを楽しむことができ、大変幸せなコンサートでした。いつも柔らかい声をふんわり響かせてくださる富士ベートーヴェンコーラスとは、2000年ヤナーチェクフィル・モーツァルト「レクイエム」からのご縁です。
終演後には、夕日に大きな富士山が!素敵な演奏旅行となりました。
撮影:相田 憲克 装飾音符の打ち合わせ。 |
撮影:相田 憲克 装飾音が合う瞬間は、とても心地いい。 |
撮影:相田 憲克 富士ロゼシアターの響きは、柔らかくて幸福感に包まれます。 |
撮影:相田 憲克 |
ソリストの皆さんと。小林由佳さん、半田美和子、 |
信州民報に「日本のうたと落語の夕べ」の記事が掲載されました。
今年は、プッチーニ生誕150周年。活弁士の山崎バニラさんナビゲートで、プッチーニの生涯を辿る楽しい演奏会でした。
名曲中の名曲を浴び、至福の一日を過ごさせていただきました。
終演直後、下手袖にて! 岩村力マエストロ、半田美和子、山崎バニラさん。 |
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楽屋前の絵画をバックに・・ |
「ワタクシ、今日は試験を受けにまいりましたっ」 いつも愉しい青島広志さんと再会! |
メインテーマを歌わせていただいております、いのうえ歌舞伎☆號 『izo』の初日が、青山劇場にて明けました。
強烈な舞台でした。主役の森田剛さんの眼光、田辺誠一さん、西岡徳馬さん、千葉哲也さん等の風格・・。
暗転のない舞台が、くるくると場面展開してゆきます。色鮮やかな照明に、マジックのようなスクリーン映像、絶えずドラマに効果をもたらす音楽。
オペラが、今尚現代に普遍的なテーマをもってして語りかける総合芸術であるように、まさに現代の総合芸術だと思いましたし、たとえ100年後に上演されても、同じように観るものを涙させる舞台だと思いました。
私の歌は、冒頭から全編に渡り、いろいろなアレンジにより流れています。役者さん達の壮絶な芝居の積み重ねの果てに迎えたクライマックスで、急遽歌を挿入した曲が流れ、会場からすすり泣きが漏れたとき、やはり人間の声の不思議を肌で感じずにはいられませんでした。
この舞台に関わらせていただけたこと、本当に幸福な体験でした。関係者の皆様に深く御礼申し上げます。
劇中楽曲「IZO~メインテーマ」収録の |